アウラの続き

印象的なオーラの人物は何人かいらっしゃいましたが、私の場合は光に近い色の人物が印象深いです。

 

大正生まれの上司がよく通っていたお蕎麦屋さんがありました。こちらに私も秘書として付き添って通っておりました。普通のお蕎麦屋さんですが、土地柄で世界的に有名な方をよくお見掛けました。

そこで横尾忠則先生とお知り合いになりました。

先生とは道端や駅でばったりお会いすることもあり、ご挨拶してくださるようになりました。ご近所さんという感じでした。

 

先生からは、いろいろな光に近い色のオーラが感じられました。集中しているときはほとんど白に近い水色が見えました。そしてその中を泳ぐように頭の少し上にぐるぐる何か渦巻いているものがみえました。今考えると龍のようにもタロットの「魔術師」や「力」の頭の上にみられるようなものにも思えます。同じお蕎麦屋さんに小澤征爾さんもいらしていましたけれど、同じようなものが見えるときもありました。

 

ちょうど私の個展の案内状が出来ていたので、先生に差し上げました。

案内状の絵は上にあげた少年が向き合ったものでした。

しばらくしてお会いした時に「あの案内状の絵はしばらく見ているとオジサンの顔に見えてくる」と言われて驚きました。そうです。これは非常に出来の悪いだまし絵、時間の経過を描いたものでした。

 

ウラナイトナカイで私が新人ちゃん祭りに参加した折、トナカイを知って間もなかったため、私はトナカイの占い師さんの顔を誰一人存じあげませんでした。

会場で一人、白く光に近いオーラの方がいらして、それはとても優しく、色々なことを乗り越えてきたオーラに見えました。存じ上げないけれどこの方に鑑定を申し込んでみなければと思いました。あとで調べてみるとそれは店長のまつい先生でした。