アウラはもともと花の微かな香気などを指すのですが、たしかに私にとってはそういう微かなものです。私は、本質的なオーラは見ようとしなければ見えませんが、その人が発する鋭い感情のオーラは目に飛び込んでくることがあります。
先日、電車に乗るとじっと前を見据えて座っているご婦人がいらっしゃいました。その方の周りが赤い透明フィルムを張ったように赤い柱に見えました。視線を外しても赤い色が見えました。彼女はとても怒っていたのだと思います。
オーラについては、見えるのが当たり前で、この色に何か意味があるとはあまり思わず過ごしていたので、「オーラ視を鑑定に使ったらいいじゃない」とアドバイスを受けた時にこれをどうやって鑑定に使うのだろうと悩んでしまいました。鑑定に使うにあたって先人は色の意味をどう定義しているのか調べてみると人によって様々です。しかし、色から受ける印象と解釈はほぼ同じということもわかりました。
チャクラを七色で表現したりする考え方もありますが、私は各チャクラに色がついてみえたりしないのでこれは出来ません。卵型にみえるほどオーラが強い大人は、私にとっては稀なので(赤ちゃんはピンクの卵型オーラに包まれています。)多くの人たちは感情や体の状態に関するのオーラに包まれていて、その人の本質に関するオーラは消えかかっていることも多く、どう解釈したらいいのか迷っていました。チャールズ・ウェブスター・レッドビータの神智学によるオーラの相の分類は、オーラが以下の五つに分類されていてこういう風に分類すると分かりやすいと納得できました。第一に「健康のオーラ」、第二に「活力のオーラ」、第三に「カルマ(想念や感情)のオーラ」、第四に「性格のオーラ」第五に「霊的本質のオーラ」。
実際、鑑定で使ってみるとオーラ視というのは、占星術やタロットと使い方は同じで、その人にとってリラックスできて楽しい生き方はなんなのか、ということの追及に尽きるのではないかと思いました。先の五つの相の分類を通っていくことでもあります。体と感情のバランスを整え、活力を養い、感情を穏やかに保ち、それらを統括し、快活に生きる。そうすると自然にその方の本質のオーラが、普段多くの方を覆っているカルマのオーラを突き破って立ち現れてきます。